小学生のころ作文で苦労した人は多いですね。
自分の気持ちを文章にして、表現するのは大人でもむずかしいことです。
しかし小学校の授業は読む、書くというのが基本になります。
そこで作文は小学生にとって、負担になる課題かもしれません。
まして低学年のうちから苦手意識を持ってしまうと、
この先もつらい学校生活になってしまいますね。
そこで参考になるよう、作文のコツなど記事にしました。
小学生のうちに、作文の書き方を覚えることが必要なわけは?
作文は文字通り「文を作る」事です。
普段どんなにおしゃべりな小学生も、
自分の話していることを、そのまま文章にするのはむずかしいことです。
ですから夏休みの宿題の絵日記さえ、親が手伝っていると耳にすることがあります。
しかし小学生も低学年のうちは、
稚拙な文章でも逆に個性があって面白かったりしますね。
でもこれが高学年になれば、笑ってばかりではいられません。
つまり低学年の絵日記のように、
「きのう、花火をしました。おもしろかったです。」といった作文では困ります。
高学年になってもこんな作文を書いていたのでは、
どこかにか問題があるのではと心配になってしまいます。
特に中学受験を考えているなら、真剣に考えていかなければいけませんね。
また社会人になれば文章を書く機会も増えます。
そんな文章の出来で、人生も左右されかねませんね。
その意味からも言葉や文章は大切です。
自分の意見を表現する、というのは社会人にとって必要な能力です。
そこでその能力を得るための知識は、必要不可欠なツールです。
そのツールを得るためにも、
作文の書き方は小学校高学年までには、身につけておきたいですね。
作文の書き方にコツはあるか?
自分の気持ちを口で話して伝える事はできても、
その気持ちを文章で表現できる人は、なかなかいないと思います。
まして今は、スマホのメールなどで簡単に済ませてしまいます。
作文などまとまって、
文章を書くとような習慣は薄れてしまいました。
まして今は小学生でもスマホを持ち、
ほとんどの連絡など、ラインやメールで簡単な文章しか書きません。
そのため子供たちは作文の基礎を、
大袈裟にいうと学ぶべき機会を失っているといえそうです。
高学年になってもそんな弊害でか、作文を苦手にしている子供が多いようです。
でも作文にはちょっとしたコツがあります。
まず文章をわかりやすくするため、文章術を身につけます。
それだけでも、まとまりのある文章を書くことはできます。
文章を書く法則として、「起承転結」ということを聞いたことはあると思います。
つまり物語テーマが大切です。
文章の起こりがあって、初めて話の進む方向性が見えて来ます。
つぎにテーマが決まれば、
その起に対する、説明や自分の考えなどを表現します。
さらにそれに対する展開によって、話や文章に膨らみを持たせます。
最後は結論です。
すべての文章や話を締めくくります。
つまり文章や話は、この起承転結の配当比率によって、
まとまりのある文章か、そうでない文章か区別されてしまいます。
理想的な配当比率とは
起・・・10%
承・・・40%
転・・・40%
結・・・10%
もちろんこのバランスにこだわる必要はありません。
しかしまとまりのある文章を書くコツ、
また話をするコツとして覚えておけば便利かもしれませんね。
また、どうしても文章のイメージが湧かないとき。
テーマに関係ありそうな思いつきを、自由に書き留めておく。
書き留めたものを今度は、
プラモデル組み立てのように、パーツを繋ぎ合わせていく。
そうすると、まとまりのある文章も出来上がります。
作文も話も、一つのコツを覚えることです。
コツさえつかめてしまえば、あとは文章も簡単に仕上げることができます。
しかし作文で最も大切なのは、
やはり自由な発想が一番かもしれません。
コツ通りに書いた文章は、確かにまとまっています。
しかしかたち通りに文章は書けても、自由な発想で書かれた文章にはかないませんね。
たとえば小説などはいい例です。
作文が上手だと良い事はたくさんある!
作文が得意な子供は、
物事も深く考えることができるので、人の話もよく理解することができます。
つまり授業中も集中して聞いているので、勉強もよくできる子供が多くなります。
また作文は、国語だけで使うのでありません。
社会や理科でも
調べたことや実験の結果を、文章にまとめたりすることがあります。
また算数の計算問題の他にも、文章問題があります。
つまり文章が得意ということは、すべての教科で勉強がはかどることになります。
この他にも良いことはたくさんあります。
たとえば・・・
・人と話をするのが上手になる。
作文が得意だと自分の考えも、上手にまとめることができるので話上手になる。
・受験生は苦労しなくて済む
高校や大学の入試問題では、作文の出題率が高いですね。
作文が得意であれば特に苦労せずに受験する事ができます。
・社会人になったとき得をすることが多い
社会人になると様々な場面で、文章にたずさわる機会が多くなります。
また会議などは資料を作ること、説明をする場面が増えます。
そこでまとまりのある説明をすれば、同僚や上司からも一目置かれる存在になりますね。
つまり作文が上手だと
将来的に優秀な人材と認められ、飛躍の機会も増えていきそうですね。
また論理的に考える力が養われているので、
リーダーシップのある、器な大き人間にもなれます。
人生を豊かにしてくれる らくらく文章術ドリル 作文教材
小学生から社会人まで、この教材ひとつで一生ものです。